妊娠しやすい身体づくりは、女性のサイクルを正常運転に戻すことから始まります。
生理期~卵胞期~排卵期~黄体期という女性のサイクルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用によって引き起こされますが、ホルモンバランスの乱れは生理不順や基礎体温の変化となって表れます。
生理の状態と基礎体温は、一般の方にも分かりやすい健全なサイクルのバロメーターです。
漢方を用いて、ことで、サイクルを正常に近づけ、
妊娠しやすい状態に導きます。
- 気とは・・・東洋医学による、身体の構成要素のひとつ。生命活動のエネルギー
- 血とは・・・東洋医学では血液と血液に含まれる栄養素や、血液の循環を指す
- 腎力とは・・・東洋医学の「五臓六腑」の概念では、「腎」はいわゆる腎臓としての機能の他に、生殖や内分泌系の機能も司るとされています。腎力とは「腎」の力のことです。
正常な生理
- 生理周期は25~38日以内で、大きく変動しない
- 出血日数は3~7日以内
- 出血量は20~140g(ナプキンが1時間もたないほどの量は要注意)
- 生理痛はほとんどないか、あってもごく軽い程度。
正常な基礎体温
- 低温期と高温期、それぞれが14日前後交互に繰り返される
- 低温期と高温期の体温の差が0.3℃以上ある
- 低温期から高温期は1~3日以内に移行する
※基礎体温は毎日同時刻(朝起きて、起き上がる前)に、婦人体温計で計測します。
月経期
次の周期に向けて、古い子宮内膜を剥がしリセットする時期です。
卵胞期
卵子が育つとともに、子宮では卵子を迎える準備をする時期。子宮内膜が次第に厚く、フカフカになります。
排卵期
卵子が卵胞から排出され、子宮に送り込まれる時期。卵管内までさかのぼってきた精子に出会い、受精します。
黄体期
受精卵が子宮に到着し、着床する時期。月経期がはじまらなければ妊娠成立です。