不妊治療の現場では、『卵子の老化』と女性ばかりスポットを浴びて
しまいますが、「精子」も年齢とともに老化することが最新の
研究でわかってきています。
WHOによると不妊の原因は、半数が男性側にあるといいます。
いつまでも男性の場合は、精子さえいれば赤ちゃんが授かれると
思われがちですが、そうはいきません。
生活習慣が精子に関わってきていて、精子の状態が悪くなっている
という可能性があります。
大気汚染、環境の変化、薬害、食べ物の添加物、ストレス
それらの要因が精子の数や運動率の低下を招きます。
さらに最新の研究で、新たなリスクが分かってきました。
見た目が元気な精子でも、中身が老化している場合があるのです!
元気そうな精子なのに、実際には受精卵を分裂させる能力が弱く
DNAの損傷によって、分裂が進まなくなり分割が停止して
しまうようです。
男性だし、精子の数値が良いから大丈夫!!
それは一昔のこと。
東洋医学では『夫婦同治』という考え方があります。
夫婦一緒に治療をすることが妊娠への近道だと、昔の古典は
教えてくれています。
ストレスをとったり、添加物などの毒素を抜いたり、睡眠不足の
改善などは漢方の得意分野です。
ぜひ、ご夫婦で漢方薬をお試しくださいね。