妊娠は子宮だけではなく、身体全体でするもの!
私は漢方相談にいらした方に必ず伺う事があります。
それは、「便秘」です。
便秘の定義は幅広いですね。
私の定義は、毎朝必ずバナナ1本分程度の量が出る事。
臭いは少なく、色は茶色。
皆さんに便秘は?と聞くと、8割の方が「便秘してません」
とおっしゃいますが、掘り下げて伺うと・・
●3日に一度は必ず出ます。定期的に出れば便秘じゃないんでしょ。
●ウサギのフンの様なコロコロした便
●お腹が緩く、下痢
●便が硬くて、量が少なく残便感がある。
これ、全部「便秘」ですよー!!
便秘とは、腸の中に長い間、便が 滞っている状態。
腸は骨盤におさまっていて、お子さんを授かるための大事な子宮や卵巣
といった臓器も、同じく骨盤内におさまっています。
便秘で、腸が便でいっぱいだったらどうなるのでしょうか?
骨盤内でぎゅうぎゅうに膨らんだ腸が卵巣や子宮を圧迫し、排卵や着床にも
支障をきたしてしまうと容易に想像できると思います。
子宮内細菌フローラ。
受精卵が着床する子宮は神秘にあふれています。
これまで子宮の中は一匹の雑菌もいない、無菌状態の
超清潔な空洞の状態と考えられていました。
ところが、近年の研究により、子宮内腔にもたくさんの
細菌が住んでいることが分かってきたのです。
子宮内に住む細菌の中で最も豊富に存在するのが
ラクトバチラス属菌と言われるもの。
このラクトバチラス属菌の割合が90%以上の
体外受精の調査をしたところ着床率が2.5倍、出生率で
10%もの差がみられた、というのです。
この結果は、子宮内の乳酸桿菌の減少が、不妊の原因と
なりえる事を示唆しています。
いわゆる着床障害の原因ですね!
不妊症は本来病気ではありません。
「排卵もしっかりしている」、「卵管の詰まりもない」
「もう数年、クリニックで不妊治療を行っているのに何も結果が出ていない」。
あなたが今このようなお悩みをお持ちであれば、お薬や注射に頼るのではなく
もっと根本的なところ、まずは体質改善に力をいれてみたらどうでしょう。
いつでも、お手伝いしますよ(*^▽^*)
ご連絡、お待ちしております。