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2020.06.16
不妊相談

不妊と腸内細菌

不妊と腸内細菌

妊娠は子宮だけではなく、身体全体でするもの!

私は漢方相談にいらした方に必ず伺う事があります。

それは、「便秘」です。

 

便秘の定義は幅広いですね。

私の定義は、毎朝必ずバナナ1本分程度の量が出る事。

臭いは少なく、色は茶色。

皆さんに便秘は?と聞くと、8割の方が「便秘してません」

とおっしゃいますが、掘り下げて伺うと・・

 

●3日に一度は必ず出ます。定期的に出れば便秘じゃないんでしょ。

●ウサギのフンの様なコロコロした便

●お腹が緩く、下痢

●便が硬くて、量が少なく残便感がある。

 

これ、全部「便秘」ですよー!!

便秘とは、腸の中に長い間、便が 滞っている状態。

腸は骨盤におさまっていて、お子さんを授かるための大事な子宮や卵巣

といった臓器も、同じく骨盤内におさまっています。

便秘で、腸が便でいっぱいだったらどうなるのでしょうか?

骨盤内でぎゅうぎゅうに膨らんだ腸が卵巣や子宮を圧迫し、排卵や着床にも

支障をきたしてしまうと容易に想像できると思います。

 

子宮内細菌フローラ。

受精卵が着床する子宮は神秘にあふれています。

これまで子宮の中は一匹の雑菌もいない、無菌状態の

超清潔な空洞の状態と考えられていました。

ところが、近年の研究により、子宮内腔にもたくさんの

細菌が住んでいることが分かってきたのです。

子宮内に住む細菌の中で最も豊富に存在するのが

ラクトバチラス属菌と言われるもの。

このラクトバチラス属菌の割合が90%以上の

体外受精の調査をしたところ着床率が2.5倍、出生率で

10%もの差がみられた、というのです。

この結果は、子宮内の乳酸桿菌の減少が、不妊の原因と

なりえる事を示唆しています。

いわゆる着床障害の原因ですね!

 

不妊症は本来病気ではありません。

「排卵もしっかりしている」、「卵管の詰まりもない」

「もう数年、クリニックで不妊治療を行っているのに何も結果が出ていない」。

あなたが今このようなお悩みをお持ちであれば、お薬や注射に頼るのではなく

もっと根本的なところ、まずは体質改善に力をいれてみたらどうでしょう。

 

いつでも、お手伝いしますよ(*^▽^*)

ご連絡、お待ちしております。

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